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 お役立ち情報〜メールマガジンバックナンバー <彩の地酒だより Vol.28>

彩の地酒だより Vol.28 美味しさ発見!地物グルメの愉しみ 闘う純米酒〜神亀ひこ孫物語

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 Vol.28
               美味しさ発見!!地ものグルメの愉しみ

                 闘う純米酒〜神亀ひこ孫物語    

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初夏を思わせる汗ばむ陽気が続いておりますが、皆さん如何お過ごしですか?

さて、今回は美味しさ発見!!地ものグルメの愉しみと題しまして、各蔵元推薦

の酒と肴の相愛関係をご紹介したいと思います。

北は北海道から南は沖縄までと南北に長く、また、四季の彩りに恵まれたニッポン

にはその土地ならではの、また、その季節ならではの、美酒美食が豊富にあります。

こうした地ものグルメは、その土地へ足を運び、その地の風や匂いのなかで、作り

手から手渡しのものを味わうのが一番です。

しかし、お取り寄せが手軽にできるようになった昨今、居ながらにして全国の地もの

グルメが楽しめるのもまた、もう一方の魅力と言えます。

風土を食することのシアワセ、その土地ならではのご馳走たちとの邂逅。

お酒、特に地酒に合う、その土地ならではの肴で傾ける一献は、至高の時に違いは

ありません。

地酒をより旨くするための肴、肴をより美味しく味わうための酒。

そんな酒と肴の相愛関係を探り、各地の蔵元よりお薦めの酒肴を紹介して頂きました。

【織星 純米無濾過生】・・・埼玉
これからの季節に合う、軽く幅のある甘みと生酒のフレッシュ感が口の中で広がりを
見せてくれます。

◎蔵元推奨の肴
深谷ねぎ しば漬け・・・深谷特産品ねぎのしば漬け、さっぱりとしておいしい
山芋わさび漬け・・・あっさりとした食感がおいしい

【賀儀屋 味口本仕込み】・・・愛媛
通常、軽快で淡麗という本醸造の発想から、味口で旨味を追求した酒。
旨味とすっきり感の幅が大きい酒です。濃醇型ですが、キレの良さがあります。

◎蔵元推奨の肴
かまぼこ・じゃこ天・・・愛媛の南・みかんと魚の街・八幡浜から新鮮な雑魚(じゃこ)
をたっぷりすり潰したじゃこ天は、柔らかな歯ごたえと上品な薄味が特徴です。
少し網であぶって、この酒の肴にバッチリ合います。

【花垣 純米超辛口】・・・福井
冷や燗とも相性が良い。後味切れの良さが光ります。
お燗で花開き、口の中で米の旨味が増し、まろやかさが絶品のお酒です。

◎蔵元推奨の肴
里芋のころ煮・・・日本一の里芋、里芋といえば、必ずグルメ番組に登場。
肉質のしまりが良く味が良いおふくろの味。

【百楽門 特別本醸造冴】・・・奈良
喉越しが良く、きれいでいて旨味があるお酒を醸しています。
そのため、氷温(0〜5度)で半年から1年貯蔵・熟成させて出荷しています。

◎蔵元推奨の肴
柿の葉寿司・・・吉野地方の伝統的な保存食品。

【以津美 純米吟醸】・・・山形
コクとほのかな香りのある純米吟醸として確りとした味わいが口中に伝わります。

◎蔵元推奨の肴
山くらげこんにゃく・・・きれいな酒質にぴったり合います。

皆さんも「このお酒にはこの肴が合う」など、試してみてくださいね。

さて、お次は「闘う純米酒〜神亀ひこ孫物語」のお話です。

この度、平凡社から上野俊彦著「闘う純米酒〜神亀ひこ孫物語」が発売され

ました。

その本の批評を匿名にてこれからご紹介いたします。

「神亀」といえば、僕が最初にはまったお酒のひとつだ。

80年代後半、ときどき渋谷のあるデパートの食品売り場でお酒を買うことが

あったのだけれど、そのときに比較的よく買ったのが神亀の原酒であり、

発泡性のお酒であった。

友人に「神亀」ファンがいて、よく持ってきたというのもある。

強いインパクトを持ったお酒で、当時の僕はそういったお酒をよく飲んでいた。

本書のタイトル「闘う純米酒」というのは、まさにその通り、アグレッシブなお酒

である。

神亀酒造といえば、かなり早い時期に、全量純米酒にした蔵でもある。

僕自身、純米派の人なのは、この蔵の影響もある。

とはいえ、では造りをそのように切り替えていくことが、どんなに苦難の途で

あったのかは、なかなか知ることがない。

三倍醸造酒が当たり前のように造られる時代に、明らかに利益が上がらない。

(少なくとも短期的には)方向に進んでいくだけでも、たやすいことではない。

だが、実際はそれだけではなかった。

税収第一を考える春日部税務署との闘いもそこにはあった。

「神亀」は2〜3年寝かせておいた方が、豊かな味わいになってくるのに、税務署

はそれを不良在庫としか見ない。

アル添して税金をたくさん納めないことによる嫌がらせだ。

そして、こうした行政の態度は、小川原蔵元を徹底した国への不信へと導く。

このことはやがて、小川原蔵元自身が、成田空港闘争に関わり、芝山で酒米を

作るということにもつながっていく。

本書はこうした神亀酒造の小川原蔵元を軸に、周辺の蔵や酒販業界の動き、

小川原蔵元を支えた祖母のくらさん、「トトロの森」のような蔵で働く蔵人にも焦点

を当て、「神亀」がどういうお酒かだけでなく、その背景を映し出す。

実は背景そのものがむしろ主役かもしれない。

ま、ビジネス書として見たとき、蔵元の闘う姿勢とともに、お酒は「お互いに個性的

である限り、競争相手ではない」というポジショニング、純米酒にこだわることに

よるブランディングは、学ぶところが大きいはず。

それにしても、攻撃的な蔵元の下で働く蔵人もけっこう大変である。

とまあ、「神亀」の純米酒造りに対する熱意が伝わってくる本でもあります。

是非、皆さんもご一読ください。

それでは、また。

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