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 お役立ち情報〜メールマガジンバックナンバー <彩の地酒だより Vol.27>

彩の地酒だより Vol.27 関東信越きき酒会に参加して 木桶仕込みのお酒と低精白純米酒とは?

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 Vol.27
                関東信越きき酒会に参加して

             木桶仕込みのお酒と低精白純米酒とは?    

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4月は、試飲会も多く開催され何かと忙しい毎日でした。

純米酒フェスティバル、目聞き会、関東信越きき酒会、和酒と食文化を考える会

問屋主催のきき酒会等の参加で、まさにきき酒三昧。

それと、県会、市議会選挙も追い討ちをかけ、あっという間にゴールデンウィーク

に突入してしまいました。

皆さんはいかがお過ごしですか?

行楽シーズン真っ只中、たぶん「どこへ出かけようか?」と思案中だと思います。

でも、この季節混雑するのは毎度の事、アウトドア派だと近所の公園でバーベ

キューインドア派だと映画鑑賞などで過ごされる方も多いのではないでしょうか?

何はともあれ、どんなシーンにもお酒は付き物ですね。

今回は、関東信越きき酒会に参加した内容をお知らせいたします。

前回同様、参加費も無料なので、当日30分前には入り口に長蛇の列、小雨の降り

続く中、早くも満員御礼となりました。

会場を入ると、埼玉県、茨城県、栃木県、長野県、新潟県、群馬県と順序良く蔵元

が整列。(果実酒・蒸留酒・地ビール等合わせて約1000銘柄)

参加されている蔵元数が多いため、ピンポイントできき酒しました。

埼玉では、花陽浴、亀甲花菱、織星、神亀、琵琶のさざ浪、天覧山等

最近人気のある花陽浴、亀甲花菱、実力蔵の神亀、天覧山、和リキュールで有名

な琵琶のさざ浪等、今年も噂どおりの味わいでした。

埼玉県は酒の消費量が全国第6位で、生産量もベスト10に入りますが、県内消費

に占める県産酒の割合は2割弱と低いのが現状です。

県産酒の消費拡大を図るため、埼玉の米、水、酵母を使った県独自の特色ある

日本酒の誕生が強く望まれていました。

これに応えて、水田農業研究所では12年の年月をかけ、酒造好適米として最初の

「さけ武蔵」を育成し、平成18年2月20日付で登録されました。

ここでちょっと、「さけ武蔵」のお話・・・

「さけ武蔵」は、これまで栽培されてきた「若水(愛知県育成)」と同様に栽培しやすく

酒造りに適した、優れた酒米です。

この酒米は、優れた醸造適性をもつ「改良八反流」を母、酒米としては強稈で安定

多収の「若水」を父として交配を行った組み合わせから育成されました。

現在では熊谷市を中心に栽培され、平成18年産は13の酒造会社<下記参照>

に出荷。

旭正宗、九重桜、都鷹、越生梅林、天覧山、武蔵鶴、晴雲、帝松
秩父錦、直実、菊泉、花陽浴、寒梅

平成19年度はさらに作付拡大が望まれています。

話はそれてしまいましたが、「さけ武蔵」を使用した花陽浴袋吊り純米吟醸

香り華やかで、後味爽やかな味わいで美味しかったです。

まだまだご紹介したい蔵元さんがありますが、地産地消(地元の産物は地元で

消化する)を推進したいので、このへんで失礼・・・

お次は、木桶仕込みのお酒のお話です。

仕込み時には、一般的にホーロータンクを使用しますが、昨今酒造りの原点に

かえる気持ちで木桶仕込みを再開する蔵元が増えているのです。

一般的にホーロータンクを使用している理由は?

木桶仕込みとは厄介なもので、そこに棲みついてしまう微生物によって、引き起

こされるアクシデントをできるだけ減らそうと、木桶はホーロータンクに代えられ

ていったわけです。

でも、なぜいまさら木桶仕込みなのか?

アクシデントがもたらす「幸運」。人知を超えた微生物の力は、はかりしれない

美味を調味してくれることがあるのです。

しかし、木桶仕込みは何が起こるかかわらないのだから、杜氏さんは大変です。

わからないからこそ、杜氏さんの腕の見せ所ともいえるのではないでしょうか?

木桶仕込みこそ、ベテラン杜氏の豊かな経験値が生かされて造られているのを

感じられます。

酵母が自然の中で思い切り躍動している感じで、言葉に言い尽くせない香味の

すばらしさがある酒ができるのです。

酒母には生もとを使用するなどの工夫をし、カビが生えやすかったり乾燥して

木桶に隙間が出てしまったりしないように、保管管理に細心の注意を払って

醸造しています。

埼玉では、藤崎総兵衛商店が醸す白扇(はくせん)の木桶仕込純米酒があります。

かすかな木香となめらかな味が調和した癒し系の不思議なお酒なんですよ。

常温で最もおいしく感じられ、スッキリとした喉越しに仕上がっています。

この際、家族や友人と語り合いながら、日本文化に触れてみてはいかがでしょうか?

さて、お次は低精白純米酒のお話です。

呼んで字の如く、低精白とは米をあまり磨かずにできたお酒です。

今までは、酒造好適米は磨けば磨くほど、美味しいお酒が生まれる・・・といわれ

てきました。

日本全国の蔵元は競うように精白を高め、50・40%は当たり前、などという風潮

さえあったことは周知のとおり。

雑味のないスッキリタイプの酒を醸造しようとすれば、これは間違いではないと思

いますが、昨今、この風潮とは逆の方向を目指して「旨味のある日本酒を造ろう」

といった動きがあります。

平成16年に純米酒の精米歩合に関する規定がなくなり、これがひとつの要因と

なったと思われますが、蔵元は自由な発想で美味しくて楽しい純米酒を誕生させ

ています。

たとえば、丹精こめて栽培した有機の米の旨味を、最大限に生かしたいと思うと

米を削るのが惜しくなります。

そこで削らずに米の個性を生かす純米酒造りに、さまざまな工夫が試みられました。

味はどの純米酒も個性的。米の味を最大限に生かした低精白酒をはじめ、昔の

造りを再現した復古酒、アミノ酸の多い料理酒もあります。

今回は、一般に手に入りやすいそんなお酒を、蔵元の言葉で紹介いたします。

○天の戸 美稲八○ 純米  1.8L ¥2,000 720ml ¥1,000
酒造りの職人としての誇りが「大吟醸」にあるとすれば、これに対して、米作り
農家としての誇りが「低精白」の純米酒を無性に造りたくさせました。
「秋田こまちには、本来こんな力強さ、味の深さがあったんだ」と、酒米の底力
を見せつけられるようで驚きの連続です。
お米の旨み・味・香りを感じるおおらかな酒になりました。

○金寶自然酒の料理酒 旬味 純米原酒 1.8L ¥2,205 720ml ¥945
旬味』は、一般的な料理酒のたった1/3の使用量で、食材本来の味を引き立て、
天然の旨味を与えるいわば「食べる日本酒」です。
農薬・化学肥料を一切使わず栽培した自然米だけで仕込んだ料理酒なので安心。
旨味(20種類の天然アミノ酸の総量)が、一般的な料理酒と比べるとなんと約8倍。
自然酒造りから生まれた料理酒は、そのまま飲んでも美味しい旨味豊かな原酒
なのです。

以上、低精白酒のご案内でしたが、まだまだご紹介しきれない蔵元さんがいっぱい
あります。

皆さんも米の旨みを生かした「低精白酒」、是非一度お試しください。

それでは、また。

PS: 来月には、いよいよ、織星が全酒類お目見えいたします。詳しくはHPにて。   

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