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☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★ Vol.21 Enjoy「お燗酒」〜試してみました変身ぶり〜 開栓したお酒 : 酵母が生きてるまろやかで深みのある味わい ☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★
秋も深まり、朝夕めっきり寒くなってきました。
こんな時は、熱燗でホッと一息つきたいですよね。
寒いときに限らず、昨年ごろからオールシーズン、お燗酒が人気が出てきました。
でも冬のお燗は、また格別。
あのミルク色の湯気(ウッ?酒気というべきか)を見るだけで、ねぇ〜。
そこで今回は、燗上がりすると一般にいわれる「山廃」を集めて、飲み比べてみました。
■「瑞冠」山廃仕込本醸造 山岡酒造(広島県)
精米歩合/65% 日本酒度/+4 アルコール度/15.1% 720ml/¥1,680
広島を代表する酒米の産地にあり、米作りから一貫して少量手造りしている蔵。
すっきり・さっぱりしているが、後味にまろやかな甘みを感じる。
酸味は穏やかで飲みやすい。
♪ぬる燗だとすっきりしていて、後味はさらりとしている。
♪熱燗にしても飲み飽きせず、バランスが良い万能選手
■「麓井」生もと仕込み純米吟醸 麓井酒造(山形県)
精米歩合/50% 日本酒度/+2〜4 アルコール度/15〜16% 720ml/¥1,570
鳥海山麓にある小さな蔵。昔ながらの生もと造りで酒を造っている。
この酒は飲み口が柔らかく、山廃特有のクセが控えめ。
♪穏やかな乳酸菌の香りがするが、ぬる燗にすると丸みがでてくる。
♪熱燗にすると甘みが抑えめになり、旨味が感じられる。
■「天狗舞」山廃仕込純米酒 車多酒造(石川県)
精米歩合/60% 日本酒度/+3 アルコール度/15.9% 720ml/¥1,664
文政8年(1823)創業、山廃造りで知られる天狗舞の看板商品。
濃厚な香味と酸味の調和がとれた、個性のある純米酒。
濃い山吹色していて、見た目も楽しめる。
♪ぬる燗だと口に含んだときに、酸の効いた旨味が広がる。
♪熱燗にすると、芳醇ながらさばけがよく、後口はさわやか。
■「釜屋」生もと仕込特別純米酒 釜屋(埼玉県)
精米歩合/60% アルコール度/15〜16% 720ml/¥1,365
江戸の中期の創業で、武蔵野の酒米と利根川の伏流水で酒造り。
古酒やお燗などの日本酒文化を復活させようとしている蔵。
この酒も「純米古式醸」の名がある。
♪酸が強く、熟成感があるが、ぬる燗だと香りがたち、パンチのきいた味に。
♪熱燗にするとさっぱりとして、俄然飲みやすくなる。
■「半蔵」山廃純米ひやおろし原酒
精米歩合/60% 日本酒度/+2 アルコール度/18〜19% 720ml/¥1,480
忍びの里伊賀上野、服部半蔵ゆかりの地で、飲むほどに米本来の旨味が感じられ
る酒造りをしている蔵。
この酒は濃厚で力強く、旨味と切れのバランスがいい。
♪ぬる燗にすると酸味がまろやかになり、口の中で力強い旨味が爆発。
♪熱燗だと酸味が強くなり、苦味が出てくる。
とまぁ、ぬる燗、熱燗と試してみましたが、あくまでも目安なので自分の適温を見つけて
味わってください。
お次は、「開栓したお酒」についてのお話です。
皆さん、お酒を買ったらすぐ飲まなきゃいけないと思っていませんか?
お酒は酵母が生きてる新鮮な商品、開栓したら飲まないと当然劣化してしまいます。
但し、保存温度、保存状態、保存期間にもよっても違いますが・・・
しかし、ある時買ったお酒を一度では飲みきれなく、数日たって再び飲んだところ味が
まろやかになり、深みが出ておいしく感じられることがありました。
「これは前のお酒の味を正確に覚えていないのか?」とあるお客さんは思い、新たにお酒
を購入し、改めてきちんとそれぞれを飲み比べてみたところ、やはり開栓したお酒の方が
味わい深くて美味しかったそうです。
どうして、美味くなったのでしょう?
お酒は生き物で開栓したことにより酵母が活発となり、数日間でうまく熟成された経験
からいえることだったのです。
「封を開けたら早く飲め!」と言う人もいますが、一概にそうとは言えません。
色々な飲み方があった方が、飲み助としては楽しいと思います。
なぜなら、同じ酒でも二度の味の変化が楽しめるからなんです。
さらに、温度の変化も加えるとなると、これまた数え切れない味わいの変化が出てきます。
権威や常識にとらわれず、自分にとってそのお酒を「旨い!」と思える飲み方を発見する
ことが、単なる酒飲みではなく、その酒にほれているということだと思いませんか?
皆さんも色々なお酒の飲み方にチャレンジして見てください。
それでは、また。
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